WRC に F1 どっちも先週末ありましたが

共にタイトルがらみのドラマがあって面白かったです

といってもWRCは地上波放送即日ないのでネットの情報だけですが・・F1と比べて寂しいもんです

WRCの方は セバスチャン・ロウブ がドライバータイトル5連覇(史上初)したみたいです
5連覇・・凄いね!

今月レッドブルF1のテストに参加するらしいけどどんなタイム出すのか気になりますね。


さて、本題ですが

先日のスプーンはこの車に使いました

ワゴン車(日産キャラバン・ハイルーフスーパーロング)の右側面になります
スライドドアの無いほうで広い面積がプレス成形された1枚パネルで出来ていて途中で繋ぎ部分はありません

このように広い面積の一枚物の場合、板金して面を出す際に注意しないと鉄板が伸びてべコべコしてしまって収拾がつかなくなります

というか注意しても絶対伸びますので伸びたら縮めます、ただし縮めるといっても過ぎれば今度は他が べコンッ となってキリがありませんし何度も熱を加えて伸ばしたり縮めたりは鉄板に良くないので最小限で済ませます、コレは経験が物を言う部分ですね。



キャラバン右側面 板金前線キズに見えるかも知れませんがそうではなく

えぐられたような深さのあるキズで一部裂けています




キャラバン板金前 室内バラシシート、内張り外してパネル裏側からも作業します

この裏から例のスプーンを当てる訳です




キャラバン板金前 室内バラシ 防振材も剥がしますハンマーの打撃が効かないのと燃えるので局部の防振材は剥がします






キャラバン板金開始 粗出しキズ真ん中あたりはエグレが酷かったので切り裂いて溶接





キャラバン歪み取りの絞り作業大体出していったんきれいにして伸びている部分を灸据え法(熱して急冷、青黒い点の部分)で縮める
アセチレン、カーボン電極、他 いくつか絞りはありますが今回は電極を使った灸据え法で






キャラバン板金ほぼ完了 もう少し研いでから脱脂してパテとなります






キャラバン板金ほぼ完了 面の出具合上側






キャラバン板金ほぼ完了 面の出具合中央