事故修理、ボディー錆切り継ぎ修理　他

いろいろやってました

いくつかお見せしますね

■マークＸ
トランク損傷です






希望で比較的安いやり方（と言っても板金大変な場所＋3コートパール塗装なのでそこそこかかります、交換よりは　はるーーか　に安いけど）での板金修理内容にてお引き受け、塗装終わったところ






■フリード
フロント損傷






左右フレーム及び周辺の車体骨格が左へ振ってます






フレーム修正中


































出来ました、こちらは車体内部骨格修理のご依頼なので外板はやりません、仮組のこれで完成






■Ｒ３２スカイライン
後部損傷修理及び錆腐り穴の鉄板切り継ぎ修理です

これはまた別で詳細紹介します






塗装完了後






同業者の方はご存知と思いますが

震災後、塗料材料製造会社が被災を受けた影響で塗料の入手が今までのようにいかなくなっています（外資系塗料を使ってるトコは関係ないでしょう）

塗料は　顔料＋樹脂＋溶剤　で出来ていますが

被災されたその会社はこの成分のうちの重要な部分（正確にはわかりませんがパール、メタリックなどの顔料みたいです）を一手に製造していたんですね

正確には、一手に製造していたその1社というのが

福島県にあり原発事故の退避区域内であるという事＋その会社の下請け&協力会社が東北各地に集中してあって、その多くが津波被害でやられてしまった　

という事らしいです


この　一手に製造していた　というのにはたまげたなぁ（今回の事を聞くまで知らなかった）　だって　

日本ペイント、関西ペイント、大日本塗料、ロックペイント（ウチは今これです）、イサム塗料　

とか、国産では数社の自動車補修用塗料メーカーがあるんですよ

その内　日本ペイント、関西ペイント、大日本塗料　は各社新車塗装でも使われている訳で・・・それを一手にですから、隠れた凄い会社だった訳ですね

膨大な量作ってたんだと思うし、各メーカーごとの微妙な成分・配合の違いを出す為のノウハウと材料などあると思うので、すぐに他の会社（あるのか、あっても余剰生産能力あるのかわからないけど）でと言うのは難しいでしょう、どう考えても


新車製造でもルネサスがコンピューターチップを一手（別だったのが合併したので結果一手になっちゃったという事らしいですね）に作っていてそれが震災被害で生産遅れて車が出来ないと言うのがあるようですが

隠れた存在の裏方だけどそれが無いと成り立たない重要な部品を作ってる　

という事ではこっちは塗料だけど同じような感じなのかもね



しかし、ウチも含めて関係している業界では今後の復旧状況によってはかなり深刻になるかも、です　一般的には話題にもなっていませんけどね

どんな色の車が来ても直すのが板金屋なんだけど、○○メタリックが無くてこの色は塗れません・・・なんて時がもしかしたら来るのか？


被災メーカーはもとより塗料メーカーも大変だと思いますが、何とか早く復旧するのを祈っています

※あくまで自動車用で知っている情報です
一口に塗料と言っても溶剤系・非溶剤系があるしそれぞれに多岐に渡って膨大な種類の塗料がありますので、他塗料に関係しているかはわかりませんのであしからず




なんか長くなっちゃったのでこの辺で



がんばれ東日本！がんばれ日本！　ウチもがんばるぞ！！